人生100年時代やDXがトレンドとなっている昨今において、社会人の学び直しやリスキリングがより注目されています。労働人口の不足や定年年齢の引き上げなどにより就業期間が長期化していることや、デジタル技術をはじめとした様々なスキルがビジネスにおいても必須となったことで、時代に即した知識やノウハウが求められています。そのため、リカレント教育などの社会人学習に関連する市場は拡大を続けており、オンライン学習サービスの需要も増加しています。
オンライン動画学習サービス「gacco」を提供するドコモgacco様でも、こうした背景から事業が拡大する一方で、学習講座のコンテンツ制作にかかる工数の増加により、更なる事業拡大に向けた営業活動や学習講座の企画など“コア業務”に社員リソースを集中できないという経営課題が生じていました。それにより、コンテンツ制作現場では業務の効率化が急務となっていました。
この課題を解消し、「学び続けられる社会の実現に向け、多様な教育コンテンツを更に拡充していきたい」というドコモgacco様の想いに応えるため、当社の公式サービスである”BPRコンサルティング”を提案。サービスの仕組みを活用し、コンテンツ制作プロセスの現状分析/課題設定から運用標準化までのコンサルティングに加え、BPOセンターでの効率的な業務運営までワンストップで伴走しました。

“BPRコンサルティング”による業務の標準化と効率化により、以下の3つの成果が生まれています。まず、チーム統合と人材のマルチスキル化による業務効率化を実施したことにより、コンテンツ制作業務の運営体制の大幅削減に成功しました。
また、ミーティング参加者の調整や業務の統廃合による稼働時間削減も達成し、これにより、課題の可視化前と比べ全作業項目（246項目）のうち約12%にあたる29項目の削減を実現しました。
結果として、コンテンツ制作に関連した業務から、法人・個人のお客様対応までを当社のBPOセンターで効率的に運用する事で、ドコモgacco社員様が学習講座の企画や、サービス拡大に向けた営業活動など、本来リソースを集中すべき業務に注力できる体制を実現しました。